書評
(*印のついているものは他で発表していないものです。それ以外は雑誌などに寄稿したものです。)

塩見治人編著『移行期の中国自動車産業』 日本経済評論社 2001年
蔡林海『中国の知識型経済-華人イノベーションのネットワーク』 日本経済評論社、2002
鮫島敬治・日本経済研究センター編『中国の世紀 日本の戦略』 日本経済新聞社 2002 
稲垣清『中国進出企業地図』 蒼蒼社 2002年
黒田篤郎『メイド・イン・チャイナ』 東洋経済新報社 2001年
片山修『トヨタはいかにして「最強の車」をつくったか』小学館 2002年 *
関満博『北東アジアの産業連携/中国北方と日韓の企業』新評論 2003
徳丸壮也『日本的経営の興亡――TQCはわれわれに何をもたらしたか』ダイヤモンド社 1999 *
清川雪彦『アジアにおける近代的工業労働力の形成』 2003年
溝口雄三『中国の衝撃』 2004年 *
天児慧『中国の歴史11 巨龍の胎動 毛沢東VS鄧小平』2005年 *
土屋勉男、大鹿隆、井上隆一郎『アジア自動車産業の実力 世界を制する「アジア・ビッグ4」をめぐる戦い』ダイヤモンド社、20061月刊
上山邦雄・日本多国籍企業研究グループ編『巨大化する中国経済と日系ハイブリッド工場』(実業之日本社、20054月)
駒形哲哉『移行期 中国の中小企業論』税務経理協会 2005
今井健一・渡邉真理子著『企業の成長と金融制度』(シリーズ現代中国経済4)(名古屋大学出版会,2006iv353 pp.
石井知章『中国社会主義国家と労働組合――中国型協商体制の形成過程』御茶の水書房、2007年。
Moriki Ohara, Interfirm Relations under Late Industrialization in China: The Supplier System in the Motorcycle Industry, (Chiba, Institute of Developing Economies, JETRO, 2006).
Barry Naughton, The Chinese Economy—Transitions and Growth, Cambridge and London, MIT Press, 2007.
渡辺幸男・周立群・駒形哲哉編著『東アジア自転車産業論』2009年
『東大塾 社会人のための現代中国講義』を編集して 『UP』No.507、2015年1月
梶谷懐『「壁と卵」の現代中国論』 『東方』375号、2012年5月
明木茂夫『中国地名カタカナ表記の研究』 『東方』409号、2015年3月

その他時評
一兵卒としてみた動向分析部(2011年2月執筆)
まだまだ伸びる中国経済-リスク過敏になってチャンスを見逃すな(2007年10月執筆、『日本の論点2008』文藝春秋所収)
 上記拙文では中国の株式バブルは崩壊するが大きな影響はないだろう、とか、都市・交通インフラに大規模な投資が行われるだろうと予測しており、この3年のうちにその通りとなりました。ただ、日本では、どういうわけか予測の正しさは評価されず、かえって間違ったことを言い続けたり、予言を外し続けている人のほうが、ますます人気が高まる傾向があるようです。1986年、まさに東アジアの奇跡が始まろうとしていたときに『さよならアジア』を公刊したH谷川K太郎氏、そして上記の文中にも出てくるN嶋M雄氏など、近隣国をあしざまに言えば、どんなに誤っていようと人気は衰えません。
青春の一冊『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』(『東京大学新聞』2008年2月12日)

日本の対中依存を検証する(2008年1月8日)
中国市場への挑戦が課題(『東京大学新聞』2008年1月1日、インタビュー)
中国語上達法(2008年5月)(『ILCビジネス中国語テスト教本』に寄稿・タイトルを変更)
東大には表札がない(2007年10月15日)
中国要注意食品リスト(2007年8月7日)
「安価で豊富な労働力」の限界と内職(『商工金融』2006年11月)
反日運動の経済的帰結
中国の若者たちに対日観を聞く(但し1991年)
(続)ネットで火がついた中国の反日運動

速評 聯想によるIBMパソコン事業買収
ネットで火がついた中国の反日運動
サッカー・アジアカップ中国大会での騒動
中国の変わった食べ物
毛沢東と酒をめぐる日経新聞夕刊コラムの珍説
酒工場の秘密
(この文章はVCCI=情報処理装置等電波障害自主規制協議会の刊行物に書いたものです。VCCIというのは何でしょうか。お近くの電気製品[例えばデジカメ]を手にとってひっくり返してください。するといろいろな小さなマークがついていることに気づくはずです。そのうちVCCIと読めるマークがあるはずです。VCCIは電気製品から有害な電波が出ているかどうかチェックして、出ていないことを認定してこのマークをつける業界の自主規制機関です。)
中国から日本への「就学生」急増(『アジ研ニュース』1989年9月)

外れた予言
2010年中国が民主化する日 (2003年頃執筆)
→あと1ヶ月で2010年も終わろうとしているが、中国は民主化の方向へいっこうに歩む気配を見せていない。今年、民主活動家の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞したが、この受賞は中国の民主化運動家を励ます意味もあるだろうが、外国からの干渉を嫌がる中国の政府や国民をますます意固地にする面もあるだろう。残念ながら今後5年のうちに民主化する(そのメルクマールは民主的な総選挙が行われること)可能性もきわめて低いと言わざるをえない。