2021年3月3日、東大社研・保城広至編『国境を越える危機・外交と制度による対応　アジア太平洋と中東』（東京大学出版会、2019年）の合評会が、オンラインで行われました。執筆者全員に参加していただき、またコメンテーターに東北大学の勝間田弘氏をお呼びし、活発な議論がおこなわれました。勝間田氏のご報告資料は下記をご覧ください。

　本書は国家中心主義的であり、もう少し環境や人権といった、「国家間」ではない「国境を越える危機」が含まれていれば良いのではないか、といった非常に的確なコメントをいただきました。今後の研究の方向性なども示唆していただき、大いに刺激に満ちた2時間でした。

　ご参加していただいた皆様、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

（文責：保城広至）

＜参考＞
合評会オンライン（ウェビナー）にて 開催
プログラム
3月3日（水）14:00-16:00
14:00　開会挨拶
14:00－14:05　全所的プロジェクト運営委員長　玄田有史　挨拶
14:05－15:10（報告者）保城広至、西川賢、佐橋亮、伊藤亜聖、曺良鉉、岡部恭宜、丸川知雄、中村覚、中川淳司
15:10－15:45　コメント　勝間田弘氏
15:45－15:55　総括討論
15:55－16:00　閉会挨拶