『危機対応の社会科学』上下巻について合評会を開催しました
2021年2月12日、13日、3月4日の3日間にわたり、東大社研・玄田有史・飯田高編『危機対応の社会科学』(上下巻、東京大学出版会、2019年11月・12月刊行)の合評会を、オンラインで開催しました。全体で延べ100名以上の方々にご参加いただき、社研所属の執筆者による報告と活発な総括討論が行われました。
報告では、各章の紹介の他、刊行後にいただいたレビューのご紹介と、それに対する執筆者のリプライなどが行われました。レビューの内容と、リプライを含む合評会当日の報告資料(一部)については、下記をご覧ください。
上巻 https://web.iss.u-tokyo.ac.jp/crisis/pub/books/post-2.html
下巻 https://web.iss.u-tokyo.ac.jp/crisis/pub/books/post-3.html
レビュアーの方がご参加いただいた報告もあり、執筆者との間で刺激的な議論も展開されました。
総括討論では、刊行後に広がった新型コロナウィルス感染症という新たな危機に対し、それぞれの研究から得られた知見などが語られました。感染拡大前の状況を前提に書かれた書物でしたが、そこからは現在や今後の状況を考える上での、様々な重要な教訓やヒントがあったように感じられました。
終了後には、多くのアンケートを寄せていただきました。報告内容、総括討論、アンケートのご意見などは、今後、社研の新しい全所的プロジェクトである「社会科学のメソドロジー」を進める上での多いに参考になると、プロジェクトリーダーである宇野重規教授からのコメントなどもありました。
あらためましてご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
(文責:玄田有史)
<参考>
合評会オンライン(ウェビナー)にて 開催
プログラム
①2月12日(金)14:00-16:30
14:00 開会挨拶
14:05-16:20(報告者)飯田高、保城広至、森本真世、藤原翔、中林真幸、加藤晋、川田恵介、
有田伸
16:20-16:25 総括討論
16:25-16:30 閉会挨拶
②2月13日(土)14:00-16:45
14:00 開会挨拶
14:05-16:35(報告者)藤谷武史、宇野重規、丸川知雄、田中亘、中村尚史、玄田有史、
石田賢示、飯田高、グレゴリー・ノーブル
16:35-16:40 総括討論
16:40-16:45 閉会挨拶
③3月4日(木)14:00-16:30
14:00 開会挨拶
14:05-16:05(報告者)齋藤哲志、ケネス・マッケルウェイン、松村敏弘、佐々木弾、林知更、 石川博康、佐藤香
16:05-16:25 総括討論
16:25-16:30 閉会挨拶