2月19日に釜石市で 危機対応学トーク・イベントを開催いたしました

2017年2月23日

2月19日に釜石市にて、東京大学釜石カレッジとの共催で、「ピンチを転機に変える! 危機対応学トーク・イベント その2」を開催しました。

NEXT釜石・(株)青紀土木 青木健一氏、小野食品(株)古賀郁美氏、高知大学客員教授 中澤二朗氏をお招きし、玄田有史、中村尚史のモデレーションによって、フロアからの発言も含めて、白熱した議論を展開しました。

議論の一つの焦点は、「ピンチ」をいかに認識するか、という問題でした。「ピンチ」を「ピンチ」と認識するかどうかは、人によって、また与えられた環境によって、大きく異なります。興味深いことに、同じ現象でも、「ピンチ」と捉えるか否かは人によって差があるようです。その要因は何かについて、今後、議論を深めていく必要があるでしょう。

もう一つの興味深い論点は、「ピンチ」への対応の是非は、結果だけでなく、その過程(プロセス)が問われるというものです。「ピンチ」への対応はうまくいくことも、いかないこともあります。しかし、人や組織が、事前の準備まで含めて、「ピンチ」といかに向き合い、乗り越えようとしたのか、そのプロセスを大切にすることが、「ピンチを転機に変える」きっかけになるのではないでしょうか。今後は、議論のプロセスを重視し、それ自身を公開していくことで、双方向的な危機対応学の構築をめざしていくべきだと、強く感じています。

当日は、34名もご来場いただき、盛況のうちに終了いたしました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。