法学の方法

 法学では、様々な法律問題について、関連する法令の規定をどのように解釈することが望ましいか(解釈論)、あるいは、その問題について新たな立法をするとすればどのような法令の規定を設けることが望ましいか(立法論)を議論している。では、そうした法律論において、法解釈や立法の「望ましさ」は、どのような基準ないし方法によって判定されているのであろうか。法解釈や立法を巡り、様々な人々の利害あるいは規範的価値が対立・衝突する場合、それらの利害や価値の間の優劣は、どのようにつけられているのだろうか。また、法律論で用いられる基準や方法は、法学に独自のものなのか、それとも、社会科学の他の分野(例えば、厚生経済学)あるいは道徳哲学で用いられるものと共通点があるのであろうか。本研究では、法学の諸分野(憲法、民法、商法など)における具体的な研究を分析、比較すること等を通じて、法学の方法論の現状を明らかにするとともに、あるべき方法論の方向性を探りたい。

田中 亘

研究会メンバー(五十音順、2022年4月現在)

飯田高  東京大学社会科学研究所教授
石川博康 東京大学社会科学研究所教授
稲谷龍彦 京都大学大学院法学研究科教授
加毛明  東京大学大学院法学政治学研究科教授
宍戸常寿 東京大学大学院法学政治学研究科教授
田中亘  東京大学社会科学研究所教授(研究会リーダー)
得津晶  一橋大学大学院法学研究科
西内康人 京都大学大学院法学研究科教授
林知更  東京大学社会科学研究所教授
藤谷武史 東京大学社会科学研究所教授
矢作健  成蹊大学経済学部現代経済学科講師

活動内容

2024年3月 4日その他のイベント
第18回研究会開催(法学の方法) 
2024年1月30日その他のイベント
第17回研究会開催(法学の方法) 
2023年8月21日その他のイベント
第16回研究会開催(法学の方法) 
2023年4月25日その他のイベント
第15回研究会開催(法学の方法) 
2023年3月28日ワークショップ
第16回ワークショップ:「法学に方法はあるか?:Are there any methods in jurisprudence?」
2023年2月22日その他のイベント
第13回研究会開催(法学の方法) 
2023年1月25日その他のイベント
第12回研究会開催(法学の方法) 報告者・田中亘(東京大学社会科学研究所)
2022年12月16日その他のイベント
第11回研究会開催(法学の方法) 報告者・矢作健(成蹊大学経済学部現代経済学科)
2022年10月26日その他のイベント
第10回研究会開催(法学の方法) 報告者・飯田高(東京大学社会科学研究所)
2022年8月29日その他のイベント
第9回研究会開催(法学の方法) 報告者・石川博康(東京大学社会科学研究所)
2022年7月21日その他のイベント
第8回研究会開催(法学の方法) 報告者・林知更(東京大学社会科学研究所)
2022年5月30日その他のイベント
第7回研究会開催(法学の方法) 報告者・藤谷武史(東京大学社会科学研究所)
2022年3月25日その他のイベント
第6回研究会開催(法学の方法) 報告者・西内康人(京都大学)
2022年1月12日その他のイベント
第5回研究会開催(法学の方法) 報告者・稲谷龍彦(京都大学)
2021年12月 2日その他のイベント
第4回研究会開催(法学の方法) 報告者・宍戸常寿(東京大学)
2021年9月 7日その他のイベント
第3回研究会開催(法学の方法) 報告者・得津晶(東北大学)
2021年7月20日ワークショップ
第4回ワークショップ:「法学の方法ー価値基準を求めて:Methods of Jurisprudence: In Quest for Standards of Values」
2021年7月 1日その他のイベント
第2回研究会開催(法学の方法) 報告者・加毛明(東京大学)
2021年4月27日その他のイベント
第1回研究会開催(法学の方法) 報告者・田中亘(東京大学)