研究
- トップ
- 刊行物等 一覧
- 所員の著書(2023年の新刊)
- 宇野重規(著)『近代日本の「知」を考える。 西と東との往来[叢書・知を究める 21]』
所員の著書
宇野重規(著)『近代日本の「知」を考える。 西と東との往来[叢書・知を究める 21]』
(ミネルヴァ書房、2023年1月)
2023.01.19更新
序 もっともっと自由な「知」の風を──西と東と
Ⅰ 身近な「知」こそ、深遠な「知」
- 1 戦時下でも精神の健全さを──林 達夫
- 2 自由のための「考える言葉」──中井正一
- 3 ダイアローグの思想家──鶴見俊輔
- 4 かくれ里に残された「内発的」な拠り所──鶴見和子
- 5 自由奔放に描いた新たな世界地図──梅棹忠夫
- 6 「知のコモンズ」という大いなる実験の記憶──桑原武夫
- 7 水底に隠された「日本」を見つけた知の巨人──梅原 猛
- 8 土着と外来をめぐるアンビバレントな思想──上山春平
- 9 西と東を融合させた国民作家──司馬遼太郎
Ⅱ ダイナミックな「知」の遊泳
- 10 民から築き、一国の文明を興す──福澤諭吉
- 11 不完全さを想像力で補うアート──岡倉天心
- 12 隔てられた運命に抗した抵抗と気概──九鬼周造
- 13 神々や粘菌の森とともに──南方熊楠
- 14 人生の悲哀から世界哲学へ──西田幾多郎
- 15 ネットワークの中で覚醒する知──鈴木大拙
- 16 民藝という帝国日本へのプロテスト──柳 宗悦
- 17 すぐそばにある、想像もできない「生の営み」──柳田國男
- 18 死と孤独と自由を見つめた哲学者──三木 清
- 19 自由が希薄になる社会でこそ唯物論──戸坂 潤
Ⅲ 「知」が時代をのぞく
- 20 生活から倫理を紡ぐ──与謝野晶子
- 21 明るすぎる東京に距離をおいて──谷崎潤一郎
- 22 名もなきヒーローへの讃歌──手塚治虫
- 23 対話なき精神的真空への警告──高坂正堯
- 24 「アルス」としてのしなやかな社交──山崎正和
- 25 人の悲しみを理解することこそ──岡 潔
- 26 仮構の現実を噛みしめる──山崎豊子
- 27 近代女性の思想的水脈を描く──瀬戸内寂聴
- 28 グローバル時代の新たな日本語の模索──村上春樹
- 29 学者と仙人の残像──アレックス・カー