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- 山本勲(編・著)田中隆一他(著)『人工知能と経済』
所員の著書
山本勲(編・著)田中隆一他(著)
『人工知能と経済』
(勁草書房, 2019年8月)
2019.9.5更新
序章 本書の問題意識と概要 山本 勲
第1章 マクロ経済 ──成長・生産性・雇用・格差
北尾早霧・山本 勲
- 技術進歩のマクロ的影響
- 賃金格差の拡大とスキルプレミアムモデル
- 雇用の二極化の進展とタスクモデル
- 技術進歩・マクロ経済成長とタスクモデル
第2章 労働 ──技術失業の可能性
山本 勲
- AI技術失業の懸念
- AI技術失業説の留意点
- 日本の労働市場の特性とAIによる影響の大きさ
- 超高齢社会におけるAIの利活用
第3章 教育 ──資源と成果の変容
井上 敦・田中隆一
- 教育分野における人工知能への期待と課題
- 教育ICTの導入と利用の現状
- 新技術が教育成果に与える影響に関する理論モデル
- 人工知能導入による教育資源の効果の変化
- 人工知能の普及とこれからの教育像
第4章 金融 ──金融ビジネスとその変容
小倉義明
- フィンテックの勃興
- フィンテック(FinTech)の概要
- 機械学習とフィンテック
- フィンテックの経済厚生への影響:これまでの経済学的議論
- クラウドレンディングの挑戦
- フィンテックの功罪と今後
第5章 交通 ──自動運転技術の社会的ジレンマ
森田玉雪・馬奈木俊介
- 身近となる人工知能:自動運転
- 自動運転の歴史
- 先行研究
- 消費者の道徳観の分析
- 継続的な議論の必要性
第6章 生産性 ──イノベーション戦略の重要性
元橋一之
- 汎用的技術としてのIT
- ビッグデータ・AI・IoTの補完的関係
- 日本のモノづくり企業におけるビッグデータ活用の実態
- ビッグデータ・AI・IoT時代のイノベーションモデル
- AI/IoTの進展と日本のイノベーションシステム
第7章 物価 ──経済変動メカニズムの変容
笛木琢治・前橋昂平
- はじめに
- 先行研究の紹介:2つの流れ
- AIやロボット化が物価変動に及ぼす影響:実証的な考察
- AIやロボット化が物価変動に及ぼす影響:理論的な考察
- 結論
第8章 再分配 ──ベーシックインカムの必要性
井上智洋
- AI時代におけるベーシックインカム
- ベーシックインカムと他の所得保障制度との関係
- ベーシックインカムの歴史と現状
- AIが雇用に及ぼす影響
- ベーシックインカムは不可欠な制度となる
第9章 歴史 ──「大自動化問題」論争の教訓
若田部昌澄
- はじめに:「今回は違う」のか
- 「大自動化問題」論争
- おわりに:何を学ぶのか