東京大学社会科学研究所

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研究

所員の著書

大瀧雅之
『平成不況の本質—雇用と金融から考える』
(岩波新書, 2011.12)

2012.1.16更新

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新刊著者訪問にて大瀧雅之教授にインタビューしています。

はじめに 不況、そして東日本大震災

第1章 「デフレ」とは何か
  —長期的視野から考える
1 不況の現実
2 インフレ率低下をどう捉えるか—デフレか、ディスインフレか
3 物価は何によって決まるのか
章末付録 貨幣の「信頼性」と「リフレ論」について

第2章 なぜ賃金が上がらないのか

1 対外直接投資が招いたもの
  —産業空洞化と技術継承の困難
2 名目賃金はどう決まるか
3 基礎となる経済理論

第3章 企業は誰のものか

1 株主主権の限界
  —物的資本と人的資本
2 「相互規定的」という考え方
3 派遣法緩和で喜んだのは誰か
  —利潤最大化行動はどこまで正当化されるか

第4章 構造改革とは何だったのか

1 「構造改革」の時代背景
2 推し進められた「市場型間接金融」
3 投機の奨励
  —派生証券はゼロサムゲーム
4 郵貯の民営化
5 新日銀法と市中銀行

終 章 いま、何が求められているか

1 どのような時代なのか
2 社会的共通資本としての教育
3 「技術」をどう継承していくか
4 公正な所得分配を求めて

あとがき/参考文献
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