東京大学社会科学研究所

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研究

所員の著書

渋谷博史
『20世紀アメリカ財政史I:パクス・アメリカーナと基軸国の税制』
(東京大学出版会、2005年5月)

Contents

序章 20世紀の現代史とアメリカ財政:分析視覚
1. パクス・アメリカーナ,基軸国,アメリカ・モデル / 2. パクス・アメリカーナ下の福祉国家システム / 3. 転位効果と転位過程

第I部 パクス・アメリカーナと基軸国の税制

第I巻の問題意識と概要

第1章 2つの世界大戦と転位効果
1. 第一次大戦のインパクト / 2. ニューディールと第二次大戦 / 3. 第二次大戦の動員解除から冷戦へ

第2章 一九五四年税制改革と戦後的枠組み
1. 財政的枠組み / 2. 議会公聴会の検討 / 3. 主要規定と国民的選択の歴史的意義

第3章 アイゼンハワー共和党政権期の財政構造
1. 戦後的状況下の保守性 / 2. 社会福祉支出:「平時」時の福祉国家への転換におけるアメリカ的特質 / 3. 租税政策:「小さな政府」政策の限界 / 4. 国債政策:「平時への復帰」下の国債 / 5. 転位過程第2局面への移行論理

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