研究
第28回社研シンポジウム(国際シンポジウム)
知識経済をジェンダー化していく
Keep Gendering the Knowledge Economy
主催:東京大学社会科学研究所
後援:平成28-30年度科学研究費補助金基盤(A)「災害・危機へのレジリエンスをジェンダー化する―日独の対比に焦点を当てて」(研究代表者:大沢真理) 日本フェミニスト経済学会 女性労働問題研究会 社会政策学会ジェンダー部会 日本学術会議社会学委員会ジェンダー研究分科会 認定特定非営利活動法人ウイメンズアクションネットワーク(WAN)
日時:2016年11月13日(日)13:00~17:00
場所:東京大学 福武ホールラーニングシアター
使用言語:日本語/英語(同時通訳あり)
※参加申し込み不要
開催趣旨
知識基盤経済の進展は、仕事の場をどのように変えるのか、そもそも知識とはなにか。知識はどのように経済の基盤となり、社会のありかたに影響するのか。自然資源や土地、巨大装置などを基盤とする経済にたいして、知識経済では社会階層やとりわけジェンダーによる格差は、いかに変容するのか。逆に、ジェンダー関係はいかに知識経済・社会のありかたに影響するのか。
このほど、S・ウォルビー、H・ゴットフリート、K・ゴットシャル、大沢真理共編『知識経済をジェンダー化する』が出版された(原書は2007年出版)。知識経済の推進と知識社会の構築は、グローバルにますます重大な課題となっている。本シンポジウムでは、日本語版の出版を機に、上記の問題を突き詰めようとする。気鋭の研究者からのコメントにたいして、共編者・著者が、原書出版後の研究の進展を紹介しつつ応答し、会場全体として議論を深めたい。
プログラム
- 12:30
開場
- 13:00
開会
司会・開催趣旨 大沢真理(東京大学)
- 13:10 - 14:00
第Ⅰ部 『知識基盤経済をジェンダー化する』をどう読むか
コメント1 萩原久美子(下関市立大学)
コメント2 松川誠一(東京学芸大学)
- 14:15 - 15:45
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第Ⅱ部 編著者はどう考えるか
シルヴィア・ウォルビー(ランカスター大学)
ハイディ・ゴットフリート(ウェイン州立大学)
カリン・ゴットシャル(ブレーメン大学)
大沢真理(東京大学)
カレン・シャイア(デュースブルグ=エッセン大学、お茶の水女子大学)
イルゼ・レンツ(ボッフム大学)
西川真規子(法政大学)
田中かず子(国際基督教大学)
- 15:45 - 16:00
-
休憩
- 16:00 - 17:00
第Ⅲ部 総合討論と総括
当日の様子
“Gendering the Knowledge Economy”(2007年)の日本語版出版(2016年8月)を受け、「知識経済をジェンダー化していく」をテーマとして、共編者とともに、2016年11月13日、東京大学福武ラーニングシアターにおいて、社研シンポジウム(国際シンポジウム)を開催しました。
国内外の研究者等70名の方々にご参加いただき、ジェンダー平等が持続可能なグローバル・コミュニティをつくるなどについて、会場全体として活発な意見交換が行われ、盛況裏に終了することができました。
お忙しい中、ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さまに、心より厚くお礼を申し上げます。
当日資料(当日プログラムから抜粋)