◆◇◆2008年度研究実績◆◇◆
研究テーマ別に複数の調査研究プロジェクトを設け、各プロジェクトについて、担当の委員が調査研究を進めた。2008年度の調査研究プロジェクト(今年度に活動や成果があったもの)の活動および刊行物としての成果は以下のとおり。なお、担当委員の肩書きは2009年3月31日現在のものである。
研究会・作業部会などの開催状況は活動状況をご参照。
1.日本の人材ビジネスの機能と構造に関する総合的研究
担当:堀田聰子(東京大学社会科学研究所特任准教授)、佐藤博樹(東京大学社会科学研究所教授)、今野浩一郎(学習院大学経済学部教授)、佐野嘉秀(東京大学社会科学研究所特任准教授・法政大学経営学部准教授)、阿部正浩(獨協大学経済学部経済学科准教授)、坂爪洋美(和光大学現代人間学部准教授)
【活動】部門成果報告会にて報告(11月19日)。アンケート調査を実施。
【刊行物】
・ 資料シリーズNo.5として2009年3月に刊行。
2.派遣という働き方をつうじたキャリア形成
担当:松浦民恵(東京大学社会科学研究所特任研究員)、佐藤博樹(東京大学社会科学研究所教授)、木村琢磨(大阪経済大学経営学部専任講師)、島貫智行(山梨学院大学現代ビジネス学部専任講師)、佐野嘉秀(東京大学社会科学研究所特任准教授・法政大学経営学部准教授)、高橋康二(東京大学大学院・麗澤大学外国語学部非常勤講師)、中道麻子(早稲田大学大学院・早稲田大学産業経営研究所助手)、堀田聰子(東京大学社会科学研究所特任准教授)
【活動】部門成果報告会にて報告(11月19日)。アンケート調査を実施。
【刊行物】
・ 研究シリーズとして2009年6月に刊行予定。
3.製品設計業務における人材活用と派遣技術者のキャリア
担当:佐野嘉秀(東京大学社会科学研究所特任准教授・法政大学経営学部准教授)、高橋康二(東京大学大学院・麗澤大学外国語学部非常勤講師)、佐藤博樹(東京大学社会科学研究所教授)、山路崇正(東京大学大学院)、東秀忠(東京大学大学院)
【活動】部門成果報告会にて報告(11月19日)。アンケート調査を実施。
【刊行物】
・ 研究シリーズNo.13として2008年10月に刊行。
・ 研究シリーズNo.12として2008年8月に刊行。
・ 佐野嘉秀・高橋康二「製品開発における派遣技術者の活用—派遣先による技能向上の機会提供と仕事意欲」『日本労働研究雑誌』582号,労働政策研究・研修機構,2009年1月,13-28頁.
【学会・研究会報告】
・ 高橋康二「派遣技術者の主体的キャリア形成行動-望ましいキャリアを形成するために必要なことは何か-」(報告)日本キャリアデザイン学会第5回研究大会,京都,2008年9月28日.
・ 高橋康二「派遣技術者の職域と職場における諸問題 —派遣技術者の就業行動を媒介とした問題発生メカニズム—」(報告)日本労務学会第38回全国大会,東京,2008年8月2日.
4.人材派遣業における営業職の人材育成
担当:木村琢磨(大阪経済大学経営学部専任講師)、鹿生治行(高齢・障害者雇用支援機構情報研究部研究開発課常勤嘱託)、山路崇正(東京大学大学院)
【活動】インタビュー調査を実施。
5.営業の仕事と人材活用
担当:松浦民恵(東京大学社会科学研究所特任研究員)
【活動】インタビュー調査を実施。
6.コールセンターの人事管理
担当:仁田道夫(東京大学社会科学研究所教授)、前浦穂高(立教大学経済学部助教)、中道麻子(早稲田大学大学院・早稲田大学産業経営研究所助手)
【活動】コールセンター従業員国際比較調査のための調査票を日独仏で共同設計し、これを踏まえ2009年1-3月にフランスで調査を実施。東大・CNRSワークショップで報告(11月25日)。
【刊行物】
・ 研究シリーズとして2009年春に刊行予定。
・ 中道麻子「フランスにおける派遣社員への職業能力開発支援の取り組み」『日本労働研究雑誌』582号,労働政策研究・研修機構,2009年1月,51-63頁.
7.企業における人材確保の多様化と人材ビジネスの役割
担当:堀田聰子(東京大学社会科学研究所特任准教授)、佐藤博樹(東京大学社会科学研究所教授)、中道麻子(早稲田大学大学院・早稲田大学産業経営研究所助手)
【活動】インタビュー調査を実施。
【刊行物】
・ 研究シリーズとして2009年夏に刊行予定。
8.介護事業における多様な人材活用と人材ビジネス
担当:堀田聰子(東京大学社会科学研究所特任准教授)、佐藤博樹(東京大学社会科学研究所教授)、鈴木亘(学習院大学経済学部准教授)
【活動】部門成果報告会にて報告(11月19日)。
【刊行物】
・ 『人材ビジネス』5月号に寄稿予定。
9.訪問介護職の能力開発とサービス提供責任者の役割に関する研究
担当:堀田聰子(東京大学社会科学研究所特任准教授)、佐藤博樹(東京大学社会科学研究所教授)、大木栄一(職業能力開発総合大学校准教授)
【活動】訪問介護事業所のインタビュー調査を実施。書籍のとりまとめ。
【刊行物】
・ 堀田聰子・佐藤博樹『ヘルパーを伸ばすサービス責任者のヘルパーマネジメント』中央法規,2009年夏に刊行予定.
・ 堀田聰子編『サービス責任者の仕事マニュアル』中央法規,2009年夏に刊行予定.
・ 堀田聰子「堀田聰子のサービス提供責任者フィールドワーク」(連載)『介護ビジョン』第58号より12回,日本医療企画,2008年3月〜.
・ 堀田聰子「サービス提供責任者のヘルパーマネジメント塾」(連載)『訪問介護サービス』第5巻第2号より6回,日総研,2008年1月〜.
10.その他の刊行物
・佐野嘉秀「人材ビジネス部門最前線㈬ 製品開発における派遣技術者の仕事範囲」(連載)『ものづくりサービス』No.4,労働新聞社,2009年3月,38-40頁.
・松浦民恵「派遣労働者のキャリア形成に向けて—ヒアリング調査による考察」『日本労働研究雑誌』582号,労働政策研究・研修機構,2009年1月,29-39頁.
・木村琢磨「製造業務請負の事例に見る業務請負適正化の課題」『日本労働研究雑誌』582号,労働政策研究・研修機構,2009年1月,40-50頁.
・ 佐藤博樹「特別企画 座談会 2009年問題とものづくりサービスの今後」『ものづくりサービス』No.3,労働新聞社,2009年1月,12-21頁.
・ 木村琢磨「人材ビジネス部門最前線㈫ 製造業務請負業の経営管理 これまでと今後」(連載)『ものづくりサービス』No.3,労働新聞社,2009年1月,39-40頁.
・ 高橋康二「人材ビジネス部門最前線㈪ 派遣技術者のモチベーションを高めるために必要なことは何か」(連載)『ものづくりサービス』No.2,労働新聞社,2008年10月,38-40頁.
・ 佐藤博樹「2008人材ビジネスフォーラム:総括 シンポジウムに参加して」『ものづくりサービス』No.2,労働新聞社,2008年10月,26頁.
・ 佐野嘉秀「2008人材ビジネスフォーラム:人材ビジネスのこれからの人材戦略」『ものづくりサービス』No.2,労働新聞社,2008年10月,27頁.
・ 佐藤博樹・佐野嘉秀「2008人材ビジネスフォーラム:パネルディスカッション「人材ビジネスにおける今後のビジネスと人材活用」」『ものづくりサービス』No.2,労働新聞社,2008年10月,29-35頁.
・ 佐藤博樹「人材派遣という働き方の「現在」を読み解く」『Vistas Adecco』Vol.5,アデコ株式会社,2008年10月,4-7頁.
・ 佐野嘉秀「人材ビジネス部門最前線㈰ 生産分野における若年層の請負・派遣スタッフのキャリア」(連載)『ものづくりサービス』創刊号,労働新聞社,2008年8月,32-34頁.
・ 佐藤博樹「法遵守に加えて、ものづくり基盤を支える人材活用を」『ものづくりサービス』創刊号,労働新聞社,2008年8月,2頁.
・ 佐藤博樹「サービス提供責任者こそ介護のマネージャー」『季刊へるぱ!』Vol.1創刊号,財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会,2008年夏,12-13頁
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