共著(一部)
  タバコ産業の政治経済学
世界的展開と中国の現状

著者 丸川 知雄 
李 海訓 
徐 一睿 
河野 正 
ジャンル 経済・経営
出版年月日 2021/05/31
ISBN 9784812220245
判型・ページ数 A5・260ページ
20世紀に世界を席巻したタバコ。本書は、19世紀末に近代的なシガレット産業がアメリカで誕生し、日本、中国、アフリカなどを巻き込んで世界に広がった過程をあとづける。そして、世界のタバコ消費の4割を占める中国における農業・産業・政策の現状を解明する。
 

Chinese Politics and Foreign Policy under Xi Jinping

The Future Political Trajectory

Edited By Arthur S. Ding, Jagannath P. Panda

Copyright Year 2021

ISBN 9780367470289

Published November 24, 2020 by Routledge

Chapter 6

The Evolution of China’s Industrial Policy and ‘Made in China 2025’

Tomoo Marukawa

  超大国・中国のゆくえ
4 経済大国化の軋みとインパクト
丸川 知雄, 梶谷 懐
ISBN978-4-13-034294-0, 発売日:2015年02月中旬, 判型:四六, 272頁

世界第二位の経済規模を誇り,経済超大国に向かって急速に台頭する中国.経済成長は持続するのか.国内にどのような軋みを抱え,海外にいかなるインパクトを及ぼしているのか.不確実性とダイナミズムに満ちた中国経済の実像に迫り,そのゆくえを展望する.
   층국 기업의 르네상스 (チュングッ キオプ ウィ ルネサンス)
大橋英夫 丸川知雄著 박겨문 パク ケムン訳 한울(ハヌル)
ISBN 978-89-460-5621-3 93320
2013年10月刊

2009年に刊行した大橋先生との共著の韓国語訳
  国分良成編『中国は、いま』岩波書店、2011年

丸川知雄「テクノ・ナショナリズムの衝突--レアアースをめぐる日中関係」

中国のいまを知るのに最良の一冊。緒方貞子、エズラ・ヴォーゲル、小林陽太郎、ジョセフ・ナイ、五百旗頭真、田中均といった著名人も、私のような無名人も寄稿しています。 
  Sierk A. Horn and Adam R. Cross eds. Japanese Multinationals in China. Routledge, 2010

T. Marukawa "Why Japanese Multinationals failed in the Chinese mobile phone market: a comparative study of new product development in Japan and China" pp.123-143
 
  Tamio Nakamura ed. East Asian Regionalism from a Legal Perspecticve: Current features and a vision for the future. Routledge, 2009

Tomoo Marukawa "Regionalism and nationalism in the information technology industry: a comparison of East Asia and Europe" pp.25-42
社研での地域主義比較(CREP)の成果として出版された本です。私は移動通信技術における地域主義とナショナリズムについて論じました。
  Bernard Ganne and Yveline Lecler eds. Asian Industrial Clusters, Global Competitiveness and New Policy Initiatives.
World Scientific, 2009

Tomoo Marukawa "The Emergence of Industrial Clusters in Wenzhou, China" pp.213-238
2006年にリヨンで開かれたアジアの産業クラスターにかんするワークショップ提出論文を集めた論集です。私は中国・温州の産業集積について論じました。
  大橋英夫・丸川知雄『中国企業のルネサンス』(叢書★中国的問題群6)
岩波書店、2009年9月 177ページ 2200円+税

中国の企業の特徴を歴史を遡って明らかにしています。 中国政府の政策に則って作られた外資系企業の存在を指摘したことや、民営企業の様々なタイプ分けをしたところが、本書における私の主な貢献かと思います。

書評:川井伸一氏『アジア研究』第56巻、1・2号 
この本で、上海フォルクスワーゲンの工場が、トヨタ九州の工場の4倍も贅沢だという衝撃の事実を明らかにしています。その解説はこちら 丸屋豊二郎・丸川知雄・大原盛樹
『メイド・イン・シャンハイ』

岩波書店 2005年 B6判・上製・カバー・194頁

上海と、それを取り巻く浙江省、江蘇省の産業事情、消費、日系企業の進出などを、「高校生にもわかるように」(=岩波の編集者からの要望)解説しています。

『高等学校・新地理A(初訂版)』帝国書院、2008年より使用開始。(分担執筆)
高校時代、地理は私にとって「ドル箱」でした。体調によって点数が安定しない国語に比べ、地理はいつでも好成績がとれました。地理は覚えることばかりで嫌だ、という人もいますが、私には地域にまつわる知識を覚えることはひたすら快楽に感じられました。
大学で地理学を専攻したわけでもなく(そもそも「地理」と名の付く授業をとったことさえなく)、地理学の業績もありませんが、地理教科書執筆の声がかかったのは、天が私を見ていてくれたのでしょう。この教科書で地理の楽しみが少しでも広まることを願っております。
南亮進・牧野文夫編
『転型時期中国的工業化和労働市場』

北京、中国水利水電出版社
282頁、2005年

日本の中国経済研究を中国向けに発信しようという南亮進先生らの企画に光栄にも混ぜていただきました。私は「中国失業問題的現状、対策和展望」を寄稿。王京濱さんに手伝っていただきながら主に自力で中訳しました。
中国の体制転換と産業発展

田島俊雄・江小涓・丸川知雄著


社会科学研究所全所的プロジェクト研究 No.6

東京大学社会科学研究所
2003年1月発行
B5判、205頁 
後に出てくる『体制転軌中的増長、績効与産業組織変化』の日本語版で、かつだいぶリニューアルされています。
産業のレベルから経済体制の転換を見るという世界でもユニークな研究ではないかと思うのですが、市場経済移行の議論自体が世界的に下火になってしまったためになかなか日本語版を出すまでに紆余曲折がありました。

江小涓等著『体制転軌中的増長、績効与産業組織変化-対中国若干行業的実証研究』

上海三聯書店・上海人民出版社

1999年5月刊 18.00元

22万字 33+292頁。

この本は中国の国家社会科学基金の助成金をもらって実施したプロジェクトの成果ですが、元を正せば1997年に社会科学院工業経済研究所が開催したプロジェクトで、私がテレビ産業、江さんが冷蔵庫産業の報告を行って意気投合したのが起こりだったと思います。その後、北京に赴任された田島先生の尽力でこうして発刊にいたりました。
Jiang Xiaojuan ed.
China's Industries in Transition: Organizational Chage, Efficiency Gains and Growth Dynamics

Nova Science Publishers
Huntington, New York

viii+231pp., 2001
これは上記の本の英語版です。アメリカで本を出すのは大変かと思っていたら意外にあっさりと出てしまいました。
しかし、私の英文などほとんど手が加わっていないようだけど、これで大丈夫なのか不安な一冊です。
Contents
1 Economic Transition and Industrial Development
2 The Chinese Television Industry
3 Formation of Chinese-type Industrial Organization and Its Changes in the Process of Transition
4 Low-Efficiency Competition in Transition Process
5 Industrial Development and Industrial Policy in Transition
6 Telecommunications
Hanns Gunther Hilpert and Rene Haak eds.
Japan and China: Cooperation, competition and conflict.

Palgrave, Basingstoke

217pp. 2002

本書にJapanese FDI and China's Industrial Development in the Automobile,Electronics and Textile Industriesを寄稿。なんかこの頃からずっと同じようなことばかり書いています。
Rene Haak and Dennis S. Tachiki eds.,
Regional Strategies in a Global Economy

Munchen, Indicium Verlag
294pp. 2004

本書にTowards a Strategic Realignment of Production Networks-Japanese Electronics Companies in Chinaを寄稿。
加藤弘之・郭暁鳴編
『全球化与中国内陸区域経済発展論文集』

成都、四川出版集団四川人民出版社
473頁、2005年

加藤弘之神戸大教授を頭とする広元・カシュガルプロジェクトの最終成果。私は「銷售網絡与社会網絡」を寄稿。


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