単著
 

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 現代中国経済 新版
GDP世界第2位の経済大国・中国の経済を解明する
有斐閣アルマ
2021年08月発売
四六判並製カバー付 , 398ページ
定価 2,640円(本体 2,400円)
ISBN 978-4-641-22179-6
Contemporary Chinese Economy(New ed.)
中国経済を,成長の原動力となった工業力の分析を中心として解説した好評書を全面改訂。枯渇しつつある農業の余剰労働力,強大となった経済力に警戒するアメリカ等の他国といった新しい状況に対応。中国経済を深く知ることができるエキサイティングな一冊!

目次
第1章 経済成長の過去と将来
第2章 計画経済と市場経済
第3章 労働市場と農村経済
第4章 財政と金融──経済成長と資金調達
第5章 技術──キャッチアップ,キャッチダウン,そして世界の先端へ
第6章 国有企業と産業政策
第7章 外資系企業と対外開放政策
第8章 民間企業と産業集積
終 章 高所得国時代の課題
 

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現代中国経済
有斐閣 20130725日発行
有斐閣
四六判並製カバー付 358ページ
定価 2,310円(本体 2,200円)
ISBN 978-4-641-22007-2

中国経済は急成長し,GDPはいまや世界2位。ダイナミックに発展する「世界の工場」中国の多様な側面を,新しい分析やデータを交えて描く。成長の原動力である工業の分析に力点を置きつつ,貧富の差の拡大,環境悪化などについても解説した。 

目次
第1章 経済成長の過去と将来
第2章 計画経済と市場経済
第3章 労働市場
第4章 財政と金融
第5章 技術─キャッチアップとキャッチダウン
第6章 市場経済のなかの国有企業─「負担」か「パワー」か
第7章 外資系企業と対外開放政策
第8章 民間企業と産業集積
終 章 中国の前途に待ちかまえる罠

書評・紹介
『国際貿易』2013年8月27日「近着の図書紹介」
『週刊エコノミスト』2013年9月3日号「話題の本」

 
長年中国で多くの企業家をインタビューしてきて、みんないとも簡単に起業することに感心してきました。中国ではなぜ起業へのハードルが低くて、日本ではとても高いと感じるのでしょうか。本書ではもっぱら前の問いに答えています。温州、ゲリラ携帯電話産業、太陽電池産業、レアアース、自転車・電動自転車産業に主に焦点を当てて、群発的に起業が起き、世界を席巻する産業に膨れあがるプロセスを描きました。
『現代中国の産業』をお読みいただいた方々にはその続編として読んでいただけるとうれしいです。
 チャイニーズ・ドリーム
大衆資本主義が世界を変える
筑摩書房 2013年5月10日発行

中国経済に活力をもたらしているのは政府と国有企業だろうか。そうではない。起業に挑戦する無数の大衆が中国を突き動かしている。どんなにお金がなくても、仲間とカネ・技術を持ち寄って、いとも簡単に起業してみせる中国人民。破産してもへこたれず、ひたすらチャイニーズ・ドリームを胸に、先進国企業には思いもよらないソリューションを創り出す。彼らに私たちは何を学べるのか。連携は可能か。中国経済の機動力とイノベーションの源泉に迫る。

新書判
253ページ
定価本体800円+税
ISBN-13: 978-4480067166

書評:
『潮』2013年8月号(654号)「著者インタビュー」
『日本経済新聞』2013年6月30日朝刊「読書」(湯川抗氏)
『週刊エコノミスト』2013年8月6日号(原田泰氏)
『読売新聞』2013年8月19日朝刊(著者インタビュー)
 
2007年の夏頃から、日本の週刊誌では中国産の食品に対する異様なバッシングが始まりました。アメリカで中国産の材料も使ったペットフードで犬猫が死ぬ事件が起き、それをきっかけに"China free"を謳う商品が出てきたのがことの始まりです。中国産のものがどれぐらい我々のまわりにあるのか、と関心を持つ人が増えて、私のところにも日本や韓国のテレビ局、週刊誌などが取材に来ました。私は中国産品への偏見を煽るような風潮を苦々しく思い、2007年9月に小文を書きました。この文章に書いたようなデータは意外に得られないらしく、某大政党のホームページでこのデータが無断で使われるなど一定の反響がありました。
2008年1月に「毒ギョーザ事件」が起き、中国産は危ないことが「証明された」ような形になってしまいました。しかし、この事件を理由に「中国産は危ない」と考えるのは犯人の思うツボではないかと思いました。
2008年夏ごろ、「毒ギョーザ事件」の衝撃も収まりつつあった頃、PHP研究所から執筆のお誘いを受けました。私の育児休業やその他いろいろなことがあって上梓するまで時間がかかりましたが、ようやく2009年の秋に出版することができました。本書で一番訴えたいことは、「誤解」はしょうがないけれど、「偏見」は悪だということです。
 「中国なし」で生活できるか
貿易から読み解く日中関係の真実
PHP研究所 2009年11月30日発行

ウナギ60%、タケノコ89%、そば57%-。これらは全て中国産である。中国からの輸入が増え続けるなかで、日本がとるべき道とは?

四六判並製
239ページ
定価1400円(税別)
ISBN 978-4-569-77385-8

書評:
『比較経済研究』第48巻第1号(2011年1月)(浅川あや子氏)

本書の一部が平成23年度の東京電機大学中学校の「社会」の入学試験で使われました。
本書の一部が平成23年度の山口大学経済学部の入学試験「小論文」で使われました。

中国の産業を廻る足かけ4年にわたる旅のなかで発見したこと、考えたことを集大成しました。
出版社絶版により、残部約50冊を引き取りました。希望者に割引価格にて販売します。600円分の切手を〒113-0033東京都文京区本郷7-3-1 東京大学社会科学研究所・丸川宛にお送り下さい。(2015年6月記す)
現代中国の産業
勃興する中国企業の強さと脆さ
中央公論新社 2007年5月25日発行

繊維、鉄鋼、電子製品で世界最大の生産を誇り、自動車など日本が得意とする分野でもトップの地位をうかがう中国。あらゆる産業で地場企業が台頭し、聯想、TCLなど外国企業を買収する企業も増えてきた。本書では、中国企業の特徴が最もよく現れた家電、IT、自動車という三つの産業から、その強さと弱点を明らかにする。また、中国の産業が拡大するなかで日本企業がどこに活路を見出すべきかを探る。中国企業一覧表付き。

新書判
280ページ
定価819円(本体780円)
ISBN978-4-12-101897-7 C1233
書評・紹介:(ありがとうございます!)
「材料で勝つ」日経BP社情報サイトTechOn(藤堂安人氏)
『読売新聞』(紹介)2007年6月10日
『日本経済新聞』「目利きが選ぶ今週の3冊」(中沢孝夫氏)2007年6月27日夕刊
「毎日一冊!日刊新書レビュー」NB[日経ビジネス]online(荻野進介氏)
『国際貿易』「図書紹介・近著の中国関係書籍から」(日本国際貿易促進協会・週刊)2007年7月3日
『日本経済新聞』「読書」2007年7月15日朝刊
『WEDGE』(新刊クリップ・筆者口上)Vol.19, No.8 2007年8月
『プレジデント』2007年7月30日号「新刊書評」(莫邦富氏)
『赤旗』2007年7月22日「ほんだな」
『週刊エコノミスト』2007年8月14・21日合併号(橘川武郎氏)
21世紀中国総研・中国を読み解く本・毀誉褒貶(中村公省氏)2007年9月25日
『中国経済研究』第4巻第1/2号(山藤康夫氏)2007年9月
『比較経済研究』第45巻第1号(長岡貞男氏)2008年1月
『アジア研究』第54巻第3号(川上桃子氏)、2008年7月
「本書では・・現地で行った綿密な調査が、学術的な論理をしっかりと支え、冷静に中国経済を見る視線を保ったものとなっている」(『プレジデント』莫邦富氏評)
「中国製造業の全体像を、最新の情報にもとづき、『垂直分裂』というユニークな切り口で『輪切り』にした意欲作」(『週刊エコノミスト』橘川武郎氏評)

「本書は計画経済から市場経済への移行論として、あるいは、産業体制論、産業発展論、企業戦略論として、いろいろな読み方をすることができるように思われる」(『中国経済研究』山藤康夫氏評)

本書に関する筆者からの紹介・フォローアップ

「ヤミ・ケータイ」を買ってみませんか?

誤植訂正 89ページ7行目 「中国で並及させておけば」→「中国で普及させておけば」
133ページ10行目「連華科技」→「連発科技」


前作のなかで自分として最も不出来だと思った第5章の内容を縦に横に大きく広げたものです。文部省特定領域研究「現代中国の構造変動」に参加した際、中兼和津次先生が「誰も中国のHot issueである失業問題をやらないのはおかしい」と指摘され、しからば私がと手を挙げたのが、この本誕生の遠因です。大学の教科書として使えるものを、という趣旨のシリーズですが、今どきの学部学生はこんな本読んでくれるのかよくわかりません。中国現代史の概要ぐらいは知っていないとわかりにくいかもしれません。

Update: 本書の出版からすでに3年余りを経過し、中国の労働市場の状況も少し変化しております。何よりも、本書出版時に深刻だった失業問題は峠を越え、いささか局地的な問題となりました。
そうした現状についてはもし重刷となった暁には書き込みたいと思いますが、当面は連合総研での研究会で発表したレジュメによって補っていただければと思います。
シリーズ現代中国経済3
労働市場の地殻変動

名古屋大学出版会

2800円/xi+248p. 四六判/2002年11月 第1刷
悪化する都市の失業問題と農村の余剰労働力--労働市場の変動は中国経済をいかに変貌させていくのか。背景と現状に経済学、歴史、統計からアプローチ。

第1章 都市部労働市場の構造と変動
第2章 農村部の労働需給と農村労働力の移動
第3章 失業問題の実態・対策・展望
第4章 労働市場の分断
第5章 労働制度改革・社会保障改革と企業業績
第6章 自営業への就業
結び:中国労働市場の地殻変動と日本


主要統計および失業問題の推移に関する新しい情報はこちら

可能な限り多くの人に読んでもらえるように書きました。ですが、この本にはいわゆる中国経済の常識は何も書いてありません。私が中国で見たり聞いたり、資料を読み込んで得たオリジナルの情報です。出版4年目にしてようやく2刷に漕ぎつけました。

アジアを見る眼98  市場発生のダイナミクス~移行期の中国経済~

日本貿易振興会アジア経済研究所刊

1400円/233p. B6変型/1999年4月 第1刷 / 2003年 2月 第2刷
計画経済の殻を破って市場経済がダイナミックに誕生している中国。現地での企業インタビューを通じて、産業の現場から市場経済が発生するとはどういうことかを考察する。

第1章 市場経済の発生過程-テレビ産業
第2章 市場経済と企業組織-自動車産業第3章 なぜ対外開放を行うのか-繊維産業
第4章 市場経済と流通システム

第5章 市場経済と労働市場


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