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塘廈鎮



厚街鎮に比べると、塘廈鎮はオーソドックスな東莞のイメージに合っている。ここには電子産業の関連企業が集積している。外資系企業への土地貸与・売却によってこの街が潤っていることは、この鎮政府の建物を見ても伺えよう。


これはコピー機関連の小物プレス部品を作っている香港系の太陽茂森金属製品廠。非常によく整理された工場で、日本、台湾、中国のプレス機を効果的に使い分けている。



金型は同じ企業の別工場で作っている。多様な部品を作っているので金型を頻繁に変える必要が出てくる。これは同社ご自慢の自動金型倉庫。


こちらも香港系企業の東莞保輝電子有限公司。日本の玩具メーカーからのOEMを受注して、電子玩具を生産している。電子玩具は、①ゲームプログラムの企画、②それを読み込んだICチップ製造、③ICの基板への装着、④ケース製造と組立、というおよそ4工程からなるが、ここでは①、③、④を担い、ICチップ製造はモトローラ等に委託されている。納入されるICにはリード線がついておらず、この写真のように、基板に糊で貼り付けたICにリード線をつける。


プラスチックケースの金型も自社内で作っている。

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