カシュガル紀行1

シルクロードの研究者でもない私がカシュガルに来るなんてまず想像しておりませんでしたが、来てしまいました。地図で見ると中国の西端、インドの上ですね。
右の写真は、カシュガルでも観光客が最も来るところ、中国語で「香妃墓」というお墓です。
ここは地元の豪族であるホジャ一家が代々葬られている墓なのですが、中国では、この王族から清の乾隆帝に献上されたお妃にちなんで「香妃墓」と呼ばれています。このお妃は体から独特の香りがしたから香妃と呼ばれているそうですが、本名はイパルハンというそうです。
この墓を一族のなかから清朝に献上された妃の名で呼ぶことに、中華中心主義を感じるのは私だけでしょうか。
もう一つの観光スポットである、モスクです。正面の広場には以前何か立っていたようですがきれいに更地になって、これから何か大きな建物が建てられるようです。
モスクの周辺の小道に沿ってバザールがありました。毛皮、民族楽器、民族音楽のテープなどが売られています。民族色あふれる道です。
バザールの小道から脇道をのぞく。
楽器店と歯医者さん。ここでは歯医者さんは「医者」というより、「自転車修理屋」に近い感じです。ああ入りたくない・・。
楽器店の楽器工房。ここでは弦楽器と太鼓を製造直売しています。太鼓を買いました。日本に持って帰った当初は乾燥した土地からしめった土地に来たせいか皮がややゆるみましたが、その後ほうっていたら、自然と皮がピンと張りました。優れものの太鼓です。
絨毯工房です。絨毯の毛を本当に手作業で一本一本縦糸にからみつけていきます。気の遠くなるような作業です。
国からの助成金で建てられた中学校です。正門から校舎に向かう通路はブドウだなで覆われています。生徒はこのブドウともいで食べていいのでしょうか。


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