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研究

社研セミナー

「地域研究とアジア経済社会論」(末廣昭教授最終報告)
末廣 昭(社会科学研究所)

日時:2016年3月8日 15時00分-16時30分
場所:福武ラーニングシアター(福武ホール

 社研セミナーに引続き、「末廣昭教授・東京大学退職記念パネルディスカッション: アジアをどう捉えるか」(16:40-18:00)を行います。こちらも関心のある方はご出席下さい。

報告要旨

 この最終報告会では、最初に1976年から2016年3月までの私の職歴・研究歴について簡単な紹介を行ったあと、私自身の研究テーマとその研究関心について、次の5つの分野に分けて述べてみたい。(1)地域研究としてのタイ研究(その1):手法。①産業別アプローチ、②担い手の歴史的アプローチ、③丸ごと理解アプローチ。(2)地域研究としてのタイ研究(その2):課題。①NICs論とNAIC論、②開発・民主主義・王制、③経済政策の構想とその担い手、④ファミリービジネス論、⑤統計制度発達史論など。(3)アジア経済社会論:個人研究。①工業化の担い手、②キャッチアップ型工業化論、③新興アジア経済社会論(キャッチアップを超えて)。(4)アジア諸国の特定テーマ研究:共同研究。①開発主義研究、②アジア通貨危機、③東アジア福祉システム論、④南進する中国と東南アジア、⑤人口センサスと東アジアの社会大変動。(5)日本の対アジア政策、アジア研究の系譜。
 最終報告会では、スライド48枚からなるパワーポイント資料(カラー刷り)とともに、発表年月日順の研究業績目録、アジア工業化プロジェクトについて語った長時間の対談記録、イラスト集などを収録した『末廣昭東京大学教授退職記念冊子』(72頁)を、会場にて配布いたします。


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