「書き直される中国近現代史(その10)」平成29年度冬学期

書き直される中国近現代史(その10) 平成29年度冬学期(Aセメスター/担当:川島真)

教室:駒場キャンパス・8号館210教室
曜限:木曜日5限(16:50--18:35)

大学院:全学共通科目
学部後期(総合社会):特殊講義「アジア太平洋の国際関係」

 この講義は、2017年度で第10回目を迎える。第一年度(2008度)は人物評価を、第二年度(2009年度)は事件・運動を,第三年度(2010年度)はローカルな空間や社会集団を基軸に講義を組み立て,第四年度(2011年度)は史料・資料に焦点を当て、第五年度(2012年度)は主に若手研究者をゲストに招き、その視線から見た新しい研究動向を扱い、第六年度(2013年度)は昨今進展著しい戦後東アジア国際政治史、東アジア冷戦史について、第七年度は日中戦争史について多様な角度から検討し、第八年度は「中国史の境界線−異質・多元・包摂−」として中国史の多様な語り方を考察し、第九回は「現代中国理解講座:現代中国への視線−歴史の視座と多様性−」として、政治、法律、行政、外交、経済、社会、思想文化などの多様な面から、とかく話題になる現代中国を多角的に捉えた。その内容は、東京大学現代中国研究拠点(社会科学研究所)ウェブサイトに掲載されている(http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/kyoten/asnet/)。
 今年は第十回目にあたるが、「近現代日中関係史:歴史・記憶・展望」として、昨今特に重要性がまし、また研究の進む日中関係史の分野について、多様な側面から多角的に検討する。とかく日本から見がちな日中関係、また現在の目線から捉えられがちな日中関係について、歴史的目線を大切にしながら理解する方法を学んで欲しい。
 授業はさまざまな世代の第一線の研究者によるオムニバス講義とする。また、中国の外交官によるゲスト講義も2回予定している。
 授業時間は木曜日5限、評価は出席と学期末のレポートによる。

第1回 9月28日(木)川島真(東京大学)「日清修好条規とその周辺」
第2回 10月5日(木)檜山幸夫(中京大学)「日清戦争研究の展開」
第3回 10月12日(木)村田雄二郎(東京大学)「戊戌変法と日中関係」
第4回 10月19日(木)櫻井良樹(麗澤大学)「華北駐屯軍と日中関係」
第5回 10月26日(木)劉傑(早稲田大学)「外交官と戦争ー書き直される日中戦争史」
第6回 11月2日(木)奈良岡聰智(京都大学)「対華二十一ヵ条要求と日中関係」
第7回 11月9日(木)陳諍参事官(中国大使館文化部)「中日文化交流」(仮題)
第8回 11月30日(木)宋耀明公使(中国大使館商務部)「中国経済と中日経済協力」
第9回 12月7日(木)朱建栄(東洋学園大学)「対日『二分論』―その形成、内容と論争」
第10回 12月14日(木)井上正也(成蹊大学)「戦後日中関係史」
第11回 12月21日(木)江原規由(国際貿易投資研究所)「中国の一帯一路構想について(仮題)」
第12回 12月27日(水)予備日
第13回 1月11日(木)阿古智子(東京大学)「中国社会と日本」

(更新日:2017年9月26日)