「書き直される中国近現代史」平成25年度冬学期

平成25年度ASNET科目/地域文化研究特別講義Ⅱ書き直される中国近現代史Ⅵ」が下記の日程、内容で開催されます。


「戦後東アジア国際政治史--問題意識と研究手法の変遷--」 

今年で第6回を数える「書き直される中国近現代史」では、昨今研究の進展が著しい戦後東アジアの国際政治史を取り上げたい。

この分野は、アメリカやイギリス、あるいはソ連の文書などによって、いわば世界的な冷戦史の一部として歴史が叙述されていた状況から、いまや日本、中国、韓国、台湾などの文書を用いた、東アジアの内部の状況を踏まえた研究へと転換してきている。

このような研究の進展は、同時にそれぞれの国や地域で同時代的に進められていた研究のあり方を再点検する契機ともなる。たとえば、戦後日本の中国認識と(ある意味で)ともにあった中国研究のあり方を振り返る上でのいい機会に成るのではないかということである。

そこで、今回は研究の最前線にたつ若手から、長年に亘り当該分野を担って来たシニアの研究者を講師に、問題意識や研究手法の推移を中心に、これまで何が問題とされ、どのように研究され、そしていま何が課題なのかということを、多角的な視野から講義して戴く予定である。

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【場所】:

駒場キャンパス18号館1階 メディアラボ2 

一号館106号室(変更になりました)

 日程】:

1010日 第一回 川島真(東京大学)

     「ガイダンス+戦前/後の東アジア国際政治史--尖閣問題を例にして--」

 1017日(木)第二回 石井明(東京大学)

     「中ソ対立への道程」

 1024日(木)第三回 佐橋亮(神奈川大学)

     「戦後東アジアの国際環境とアメリカ」

 1031日(木)第四回 杉浦康之(防衛省防衛研究所)

     「戦後初期中国の対外政策と日本」

 117日(木) 第五回 村田雄二郎(東京大学)

     「戦後日本における中国研究と中国認識」

 1114日(木)第六回 井上正也(香川大学)

     「戦後日中関係史をどう見るか(1)

 1121日(木)第七回 丸川知雄(東京大学)

     「「文革史の裏面- 三線建設の展開」

 1128日(木)第八回 福田円(法政大学)

     「中国外交における台湾問題」

 125日(木)第九回 松田康博(東京大学)

     「台湾から見る戦後東アジア国際関係」

 1212日(木)第十回 神田豊隆(新潟大学)

     「戦後日中関係史をどう見るか(2)

 1219日(木)第十二回 青山瑠妙(早稲田大学)

     「現代中国外交をいかに捉えるか」

 19日(木)第十三回 高原明生(東京大学)

     「現代日中関係研究の最前線」(講義録


(更新日:2013年10月15日)