東京大学釜石カレッジとは

東京大学社会科学研究所(社研)は、所全体の研究プロジェクトである「希望学プロジェクト」の一環として、2006年より岩手県釜石市で調査を実施しました。2009年に調査結果を刊行した後も、釜石市の方々との交流を続けておりました。


2011年3月11日、釜石市は他の三陸沿岸のまちと同様、東日本大震災での津波でとても大きな被害を受けました。社研のメンバーは4月から釜石市への訪問を再開し、希望学でお世話になった方々にお話をうかがいながら、自分たちにできる支援がないか検討していました。


そうしたなかで、釜石市役所から社研にむけて「復興に力を発揮するような人材育成のための講座を開いてほしい」というご要望をいただきました。協議を重ねた結果、社会科学研究所だけでなく、生産技術研究所経済学部など、東京大学全体の協力を得ながら講座などを実施することとなりました。


2012年10月26日に、釜石市と東京大学とで覚書が締結され、東京大学釜石カレッジが開設されました。覚書には、東京大学釜石カレッジの事業内容として以下の三点があげられています。

(覚書第2条より)

  • 復興・再生をテーマとした市民及び市職員向け連続講座の開講
  • 地域の学校・児童・生徒に対する復興に関する学習及び活動等への指導・助言
  • その他復興及びまちづくりの推進に関する専門的研修等の実施

現在は、覚書にもとづき、社研による市民向け講座や経済学部による連続公開講座、生産技術研究所による釜石高校スーパーサイエンスハイスクール事業への協力などが行われています。