社研卒業生の現在(いま)

大森 佐和 さん

現在国際基督教大学教養学部でご活躍の大森佐和さんに、社研在籍当時や最近のご様子についてお話を伺いました。

大森佐和さん
プロフィール

大森 佐和(おおもり さわ)

国際基督教大学教養学部(准教授)

専門分野:国際政治経済・公共政策

社研在職期間:2005年6月~2008年8月

研究支援推進員(2005.06-2006.03)
研究機関研究員(2006.04-2008.08)

 東京大学社会科学研究所には、2005年6月から2008年8月までお世話になりました。

 2005年6月から2006年3月まで研究支援推進員、また2006年4月から2008年8月まで、研究機関研究員というその当時あったポストで、働かせて頂きました。仕事としては、その時に希望学とともに、社会科学研究所の全所的研究であった、「比較地域主義プロジェクト(CREP)」の運営事務にあたりました。CREPは、法学・政治学・経済学などの立場から、地域主義を比較するプロジェクトでした。

 実際にプロジェクトで行なっていた仕事としては、研究助成金申請補助、国際シンポジウムや月例セミナーの運営、研究誌や本出版に向けての編集補助、会議運営といった内容です。全所的研究の運営ということで責任を感じていたと同時に、大学教員となった今でも、助成金申請を始め、とても実践的に身になる大切な経験をさせて頂きました。例えば、月例セミナー(現・社研セミナー)は、とてもオープンな雰囲気で勉強になりました。さまざまな専門領域の研究者が活発に質疑応答をする、そして、私のような研究者の卵も含めて、自由に意見が言えるとても開かれた、とても刺激的なものでした。

 私はとても変わったキャリアを経験しています。獣医師として牛やペット臨床で働いた後、YMCAで、大学生向けに開発やジェンダー問題のプロクラムコーディネーターをしました。そこで今度は動物ではなく、人間の問題を学びたいとICUの学部に編入学しました。その後、日本での修士課程に所属することなく、直接アメリカでピッツバーグ大学の政治学部博士課程に入りました。社研に入った時は、6年のアメリカ暮らしの後、博士候補生として博士論文を仕上げなければならないという時でした。日本での足がかりもなく、日本で研究の継続も覚束ないような環境になりかねない所、色々な方の御好意で、東京大学社会科学研究所で働かせて頂けることになったのでした。 仕事は大変な時もありましたが、社研という研究が中心の、いつも研究上での刺激を得られる環境に身を置き続けることができたために、博士論文を仕上げる事が出来たのだと思います。その他にも、さまざまに励ましを頂いたり、研究環境を整えて頂いたりして、とても感謝しています。

 現在は、2008年9月より着任したICUで、大学院では、公共政策と国際政治経済を、学部では公共政策を教えています。ICUは教員と学生との距離が近いために、学生がよく質問しにきたり、留学の相談や、時には人生相談を受けたりします。多忙ですが充実した日々を送っています。

どうもありがとうございました。社研を含め今までの様々なキャリアを生かされて、ますますご活躍されますようお祈りしています。

(2011年12月27日掲載)

最近、嬉しかったことは何ですか?
大森佐和さんコーヒープレスを買いました。コーヒーが美味しく飲めるようになりました。

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