2010年4月から東京大学社会科学研究所の新しい全所的プロジェクトが始まりました。

 ガバナンスをめぐる議論には、こんにちの世界と日本がかかえる課題が凝縮しています。この研究は次の2つの視角を重視します。
 多層で多様なガバナンスの分析と総合:生活保障、ローカル・ガバナンス、市場・企業などの組織やシステムについて、それぞれのガバナンスを固有の構造・文脈にそくして分析する必要があります。同時にこの研究は、多様なガバナンス論に共通する関心や相互の補完性を問い直し、総合していきます。
 なぜガバナンスという問題設定なのか:ガバナンス論の多発的な展開は、何を意味するでしょうか。既存のガバナンス論は、それぞれの問題設定の意義に十分に自覚的であったでしょうか。この研究は、ガバナンスという問題設定を招来した要因とともに、その有効性を問い直します。
 法学・政治学・経済学・社会学などの領域横断的に研究を進め、現代社会の課題に対処する適切なガバナンスを展望し、さらに創造的な理論化に貢献することをめざします。

一覧はこちらお知らせと更新情報

  • 研究成果」に、山田久「労働市場の特性から見たデフレの原因と処方箋:スウェーデンを中心とした国際比較を踏まえて」、丸川知雄「サプライ・チェーンのガバナンス」、田中隆一「所得格差と教育投資の経済学」、および武井一浩「企業統治(コーポレート・ガバナンス)改革論の実質:非業務執行役員の職責から見て」 の4本のディスカッションペーパーを公開しました。(2012年5月 8日 11:31)
  • 研究成果」に石田潤一郎「Asking One Too Many?  Why a Leader Needs to be Decisive」を公開しました。(2012年4月11日 11:21)
  • 研究成果」にGregory W. Noble「日本の財政統治:成果と挑戦」および武田宏子「『再生産』のガバナンスと日常生活の再編成:日本の場合」 を公開しました。  (2012年4月 2日 15:50)

セミナーのご案内

2012.05.15 第24回プロジェクトセミナー [終了]
「なぜ「ガバナンス」が問題なのか?政治思想史の視点から考える」
報告者:宇野重規氏(社会科学研究所)
2012.04.17 第23回プロジェクトセミナー [終了]
「「ガバナンスを問い直す」の今―Are Zombies Winning?―」
報告者:大沢真理氏(社会科学研究所)
2012.03.22 第22回プロジェクトセミナー[終了]
「ガバナンスをめぐる法改正ー非業務執行役員の職責から見て」
報告者:武井一浩氏(西村あさひ法律事務所)
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