地域調査
福井調査
生涯成長型システムプロジェクトでは、2008年度までの全所的プロジェクト「希望学」の地域調査を継承し、福井県を対象とした包括的な地域調査を行う。
福井県は、不況下でも就業率など相対的に良好な条件にあるだけでなく、少子化が進む日本でも出生率が高く、犯罪率も低いといった特徴を持つ。中学生や高校生を対象にした全国学力調査では、秋田県と並んで最も優秀な成績である他、体力の高さも突出する。
福井は恵まれた地域特性を背景に高い生活満足度を誇る反面、希望という観点からは別の姿が見えてくる。同じ全国学力調査のなかで、将来の夢や目標といった希望の保有状況を児童生徒にたずねると、保有割合は全国で低位にあった。現状への満足と将来への希望の乏しさが併存する意味は何だろうか。その解明は福井県のみならず、日本社会全体に漂う閉塞感の正体を明らかにする上で、重要な意義を持つ。
一方、全国学力調査で小学校や中学校の教師に対し「将来就きたい仕事や夢について考えさせる指導をしているか」をたずねた結果、福井県が全国で最も高水準だったことは知られていない。教師の他、家族や地域の大人が、将来の希望を子どもに与えようと努力することが、主観的な希望の保有そのものより、むしろ客観的な学力や就業の好結果につながるというパラドクスの存在が示唆され、検証の意義を有する仮説となっている。
今回の調査では、重厚な歴史を有する繊維産業、眼鏡や漆器等もの作りに実績を持つ地域企業、伝統行事や観光など社会文化の振興に焦点を当て、希望という観点からみた様々な活動が、いかなる客観的な成果や活性を地域にもたらしているかを学際的な観点から明らかにする。
■福井フォーラム:皆様からのご意見
・福井生まれ育ち、県外に出ることな今も福井で勤務しており、普段客観的に福井について考える機会が少ないが、考える機会を与えていただき、改めて福井に対する思いを強しました
・他県出身の先生方が、福井の現状をありのままデータとして表してくれてとても貴重なものだと思いました。
・今まであまり意識をしていなかった福井について考える機会となってよかった。
・福井人個人としても、福井県地域としても、内から外へ向かっていく気質を作り出していくことが必要と改めて考えさせられました。
・今後も、研究成果を期待しています。
■福井フォーラムの風景
福井フォーラム
名称 | ふくいの希望を考えるフォーラム~希望学・福井調査~ |
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開催日時 |
2012年12月1日(土)~12月2日(日) |
場所 | 12/1(土):小浜市中央公民館2Fホール(小浜市大手町5-31) 12/2(日):福井商工会議所地下コンベンションホール(福井市西木田2-8-1) |
参加費 | 無料 |
定員 | 小浜市中央公民館2Fホール:90名 福井商工会議所地下コンベンションホール:120名 |
プログラム |
<共通プログラム> |
お問い合わせ先 | 東京大学社会科学研究所 近未来事業 地域調査班事務局 E-mail:kinmiraiqa@iss.u-tokyo.ac.jp (@は小文字に直してください) |
2012年度の予定
名称 | 第5回地域調査代表者会議 |
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開催日時 | 2013年2月28日(木) 13:00~16:00 |
場所 | 東京大学社会科学研究所 第一会議室 |
名称 | 第4回地域調査代表者会議 |
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開催日時 | 2012年11月08日(木) 15:00~18:00 |
場所 | 東京大学社会科学研究所 赤門総合研究棟5階 センター会議室(549) |
名称 | 第3回地域調査代表者会議 |
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開催日時 | 2012年9月27日(木) 13:00~16:00 |
場所 | 東京大学社会科学研究所 赤門総合研究棟5階 センター会議室(549) |
名称 | 第2回地域調査代表者会議 |
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開催日時 | 2012年6月28日(木) 13:00~16:00 |
場所 | 東京大学社会科学研究所 赤門総合研究棟5階 センター会議室(549) |
名称 | 第1回地域調査代表者会議 |
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開催日時 | 2012年4月26日(木) 13:00~16:00 |
場所 | 東京大学社会科学研究所 第一会議室 |